今回のWindows October 2018 Update(別名バ-ジョン1809)には、スマホ連携、クリップボード機能強化(本プログで紹介済み)その他多くの新機能や機能改善がありますが、使い勝手の面から見て、やや小ぶりですが従来のSnipping Toolに代わる(と思われる)「切り取り&スケッチ」(以下「切りスケ」)の利点はどこか探してみました。
「切りスケ」は1809へのアップデートが完了しただけでインストールされており、Windowsアプリ一覧から呼び出すか、Snipping Toolを呼び出すと下に表示されるボタンをクリックすると起動します。キャプチャーしたい領域を範囲指定してクリックしにしたら「切りスケ」画面上に画像が表示される、といった基本的使い方はSnipping Toolと同様です。
「切りスケ」のツールとして使えると思えるのは定規と分度器です。上段メニューの右から2番目によく見ると定規の形のアイコンがあります。これをクリックすることで起動します。
最寄り駅から会社までの経路図を作成する時、経路を示す線を手書きすることはSnipping Toolでもできましたが、きれいに線を引くには気を遣います。
「切りスケ」の定規を呼び出して2点間を定規で結び、ペンを選んでマウスを定規沿いにドラッグすると直線が引けます。定規の角度はマウスのスクロールボタン(←ここ重要、自分はどうやって角度を変えるか悩みました)で変更可能、角度が定規に表示されます(水平が0度)。
分度器はサイズが可変、ただしある程度までしか小さくならないので、大き目の円を描くことができます。他の使い方(サイズを変えながら雲母定規的に曲線を描くなど)も考えられます。こちらはマウスのスクロールボタンで分度器のサイズが変更できます。
これ以外、ペンの種類(鉛筆の追加)や色もSnipping Toolに比べ豊富に。例えば蛍光ペンの色は黄色1色から6色に増えています。
どなたにもお勧めできる「切りスケ」、特に定規はぜひお試しください。
以上、PC救急隊渋谷本部からの小技紹介でした。