リモートワーク中のお客様よりVPNから本社側の共有フォルダが開けないとの連絡がありました。
更に詳しい状況をヒアリングするとこの症状は度々ありPC再起動で解決する場合もあるが今回解決できず弊社へのご依頼となった模様。
最近Win10から11にアップグレードされたらしく、それが怪しいとのことでオンサイト対応することにしました。
現場で実機を確認するとWin11にアップグレードしてから既に10日以上経過している為、環境を保持したままWin10へのダウングレードは不可能な状態でした。(Win11にWin10を上書きインストールして個人データを残したまま戻せる可能性がありますがインストールされているアプリケーションが消える為、不採用)
ひとまず弊社側が持参したモバイルルータ(docomo回線)とスマホのテザリング(楽天モバイル回線)で問題のPCをネット接続しVPNに繋いだところ、問題なく共有フォルダを開けることを確認。ただし、お客様のスマホのテザリング(au回線)とご自宅のSoftbankAirでは相変わらずVPNに接続不可。
PC側の問題よりもネットワーク側の問題と推測し、以下作業を実施にて改善しました。
①本社側のVPNルータの再起動
→この作業によりお客様のスマホ(au回線)でもVPNおよび共有フォルダに繋がるようになったが、ご自宅のSoftbankAirではVPN接続はできても共有フォルダは開けない状況
②Windowsのサービスから”SMB1.0クライアント”を有効化
→これでSoftbankAirからも共有フォルダを開けるようになりました。
(ちなみにサーバ側は有効だったが、クライアント側は無効の状態)
docomo、楽天、auの3つ回線では”SMB1.0クライアント”サービスが無効の状態でもVPN先の共有フォルダを開けるが、SoftbanAir回線のみ開けないのは状況証拠的に回線側の仕様と考えられます。
今回は、VPN障害ということで”接続先”、”接続元”、”接続に使用する回線”の3つの合併症で切り分け作業がいささか困難でしたが、無事お客様の快適なお仕事環境に復旧できて良かったと思います。
同じような状況でお困りの方はお気軽にプラネットワークス株式会社・ジャパンエイドPC救急隊へご依頼下さい。