1. Instagramの最新アップデート(2025年)
2025年前半、Instagramはアルゴリズムの大幅なアップデートを実施しました。これにより、これまで以上に投稿の質と文脈の一致が重視されるようになっています。
- AIによる多面的評価の強化
画像や動画の内容、キャプション、コメントの質、ユーザーとのやり取りなど複数の要素で総合的に評価されます。 - 新機能の追加・改善
- コメントへの「よくないね」ボタンのテスト導入
- DM音声の文字起こし機能
- ロック投稿(特定フォロワーだけが見られる限定公開)
- Notes機能の拡張
- 表示形式の刷新
フィードの縦長表示(3:4比率)への最適化や、オリジナルコンテンツ重視の傾向が強まっています。
2. ハッシュタグ効果低下の真相
ハッシュタグフォロー機能の廃止
2024年12月以降、ハッシュタグの「フォロー」機能が廃止され、タグをフォローしていたユーザーのフィードには、そのタグの投稿が表示されなくなりました。
アルゴリズム上の重み付け低下
大量のタグや無関係なタグを付けた投稿はスパム判定される可能性があり、リーチが抑制されることもあります(いわゆるシャドウバン)。
依然として有効なケースも
適切な数(3〜5個程度)で、投稿内容と高い関連性を持つタグを使えば、検索や発見ページからの流入には効果があります。
3. これからのInstagram運用ポイント
ハッシュタグは「数より質」
- 関連性の高い3〜5個のタグを厳選
- 禁止タグやスパム化したタグは避ける
- ブランド専用タグを作り、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を促す
キャプションに検索キーワードを入れる
ハッシュタグよりも、本文中のキーワードが発見ページ表示に影響する傾向が強まっています。
保存・シェアされる投稿設計
チェックリスト形式やノウハウ系、ストーリー性のあるコンテンツなど、ユーザーが保存・共有したくなる内容が評価されます。
リールとカルーセル投稿の活用
特にリールは視聴時間や保存・共有が評価されやすく、アルゴリズムからも推奨される形式です。
4. まとめ:ハッシュタグは“死んで”いない、進化しただけ
- ハッシュタグは完全に無意味になったわけではない
- 数ではなく質、そして投稿との関連性が最重要
- エンゲージメント設計、キャプションの最適化、リール活用が今後の鍵
Instagram運用は「ハッシュタグ頼み」から、「総合的なコンテンツ戦略」へと進化しています。
これからは、質の高い投稿とコミュニティとの関係づくりが最大の武器になるでしょう。