皆様こんにちは。本日はITの多国籍企業でのお仕事からの学びについてお話ししたいと思います。筆者のITヘルプデスク経験はたまたま全て外資系企業での就業でしたので、英語及び第3外国語使用は躊躇わないですが、とにかく支社のある各国の祝日と担当者ベースの休暇の連絡はこまめにし、業務計画していた日々を思い出します。社内共通語は英語であっても担当者レベルでは特にインシデント対応はスピード勝負なので相手の母語ドイツ語を使用していました。弊社も小さいながらも多国籍のメンバーからなる会社ですので、当時の外資系企業での経験は役に立っています。お取引も様々な国の企業様とさせて頂いております。
ロールモデル、メンター、そしてグルー
まず初めに多国籍チームに限らずどこのチームでも基本となる項目についてです。先日出席した、とあるセミナーでグルー(Glue)の役割という話を拝聴しました。自身の20代の頃はロールモデルを見つけ、30代の頃はメンターが直属の上司だと褒められたいが為に張り切るとその結果パフォーマンスが上がり、40代で初めて聞いたこの言葉Glueは、私にとってはベテラン選手が首脳と現場の若いメンバーの橋渡しをするみたいなイメージです。貴方の職場や組織にはその役割を担っている人がいますか?すぐに頭に浮かぶのなら、それは恵まれていますね!
今回のブログではIT企業等の多国籍チームでの就業の際の3つのポイントを共有いたします。
Point1: オープン マインドになり人を信じてみる。
経験を積むと失敗や騙された嫌な記憶が過ぎり防衛体制になりがちですが、相手が“それは出来る”と言うならば、まずは自分で実施(相手が行うならばお手並み拝見)し、経過でプランB,プランC、Dと自分でも考えてみます。相手と自分の可能性を信じてみます。
Point2: 挨拶をする。
様々な背景を持つメンバー構成のチームでは、英語力ではなく、挨拶力が時に肝になります。どんなに知識があっても挨拶しないと誰からもリスペクトされません。挨拶力はわが国では遅くとも幼稚園時に習う云わば人としての基本。日頃の挨拶から多方面のコミュニケーションへと発展します。人を知れば、この人の為なら頑張ってみようという新たな力を生むのです。
Point3: 自分のミッションや大事にしている仕事哲学を相手に伝える。
多国籍のエンドユーザー様、ITサポートのグループ。時差もありますし、人にもよりますが土地勘がないからか物理的にほぼ不可能な無理難題の要望も平気で飛び交います。
例えばフィールドエンジニアはもう退出して誰も現地にいないのに「他のPCマシンもケーブルがしっかりコンセントに装着できているか確認してください」と言われても、「同じ国内でも我が国は現在緊急事態宣言下で自分はその現場から700Kmも離れているのですが、どこでもドアも無いしどうすればいいの」って心の中で大爆笑しながら叫びます。が、キーボードではいたって冷静沈着に事実のみをユーラシア大陸の先方にお伝えします。“言わなきゃ伝わらないので言ってみる”がまずは“はじめの一歩”です。
違うからこそ興味深い!が新たな文化を創生
業務で理解に困る際はこう思い出す余裕が欲しいものです。弊社の船舶ITのお仕事の際に、とある船長さんには、電話越し英語で話しかけ始めるも、「どちらの船からですか?」とご挨拶されました。彼らの日常に触れた瞬間、非日常を楽しんでいる自分がそこにいます。テクノロジーを介しての日本だとか文化を担っているので実用的でワクワクします。
このように、たとえカオスな多国籍チームで心身がぐったりすることがあっても、何故か次はもっとスマートにお仕事できますようにとパートナーの皆さんと大らかなエンドユーザーさんの為に日々努力しようと誓う毎日です。
弊社の海外案件では東西各国、北半球のみならず南半球からの案件も多数、サポーターエンジニアの皆さんのご協力のもと日々ご対応させて頂いております。コロナ禍におきまして渋谷本部へのお持ち込み依頼はご予約制ですがITの各種ニーズに関しては常時ご相談を受付けしております。まずはお気軽にジャパンエイドPC救急隊にご連絡をよろしくお願いいたします。お待ちしております!