活動報告

秋のWindows大型アップデート ― ユーザー目線ではクリップボードの履歴がおすすめ

    恒例のWindows10Updateの季節となりました。今回のOctober 2018 Update(別名バ-ジョン1809)は出だしで問題が発生し更新スケジュールが一旦中断しましたが、11月から再開、そろそろ皆様のお手許に届き始めているようです。 使い勝手の面から見た今回の注目点はクリップボードの機能強化。実際の使い勝手を試してみました。

    1809へのアップデートが完了しただけではこの機能はオンにならないので、「設定」から「システム」→「クリップボード」画面でオンにする必要があります。「システム」画面から「クリップボード」項目が見つけにくい(解像度により要スクロール)ので、かなり気を使います。

    オンにした後はWindowsキーとVキーを同時に押すと、最新から過去にさかのぼってテキスト、画像を問わず20以上の履歴が小画面に表示されます。画面は非常にシンプルで、ポップアップ画面には最新の2個の内容が表示され、スクロールで上下(最新⇔過去)します。ペーストするには、単純にペーストしたい項目をクリックすると元々動いていたアクティブなアプリのカーソル位置に張り付けられます。

    これだけ、と言えばこれだけですが、業務などで複数のアプリやブラウザの画面を参照しながらメールや書類を作成する場合(特に数字がからむ場合)、「何で今までなかったのか」と言いたくなるほど便利です。また、起動のためのWindowsキーとVキー同時押下も、有名なCTL+V(貼り付け)と似ていて個人的には覚えやすく、また左手だけで起動できることもマウスを放さなくてよいので気が利いています。

    全体として、コピー項目にはあえて時刻(HH:MM)しか表示しない等作り込まれたシンプルデザインですが、改善の余地はあります。現状のポップアップ画面サイズは固定ですが、テキストの場合2個といわずもっと多数の項目を一覧表示して欲しいと思う事がかなりあります。ポップアップウィンドウサイズを可変にするか、文字列の長さに応じて小ウィンドウの表示項目数を可変にすればもっと便利になるでしょう。

    バ-ジョン1809更新が完了したら、皆様もぜひ「設定」から「クリップボードの履歴」をオンにしてお試しください。PCの利用形態にもよりますが、便利な機能と思います。

    もし1809への更新に起因する(と疑われる)不具合が出ましたら、プラネットワークスまでお問合せ下さい。

     

     

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